Lancet 15 9月 2022 エゼチミブの併用、スタチン増量に予防効果は劣らず、有害事象は減る 高用量スタチンと中等量スタチン+エゼチミブ、どちらが動脈硬化性疾患の予防効果に優れ、副作用も少ないでしょうか?スタチンとエゼチミブの合剤も登場しており、併用療法が容易になっています。2つの治療をランダム化して比較検証したRACING試験を紹介します。 続きを読む
内科 20 6月 2022 【脳機能分類】mRSとCPCの比較表 modified Rankin Scale (mRS)、Cerebral Performance Category (CPC)の比較表を作りました。脳梗塞や心停止の研究で、よく使用されています。ぜひ参考になさってください。 続きを読む
NEJM 13 2月 2022 虚血領域が比較的大きな脳梗塞でも、血管内治療で予後が改善 虚血領域の大きな脳梗塞であっても、血管内治療は有効でしょうか?梗塞巣が大きいと、再灌流時の出血が懸念されます。この問題を検証したRESCUE-Japan LIMITが、日本発のエビデンスとしてNEJMに掲載されたので紹介します。 続きを読む
NEJM 2 2月 2022 ナトリウム摂取量が多く、カリウム摂取量が少ないと心血管リスク上昇 塩分摂取量が増えると、心血管イベントは直線的に増えるでしょうか?塩分摂取量が少ない群でも心血管イベントが増えるという研究結果もあります。24時間の蓄尿検体を用いて塩分摂取量を推定し、心血管イベントとの関係を検証した研究を紹介します。 続きを読む
JAMA 30 1月 2022 心房細動へのDOAC、アピキサバンがリバーロキサバンより優れる 心房細動に対する抗凝固療法、皆さんはどの薬剤を使用されますか?最近はDOACを使用する場面が多いかと思いますが、どのDOACを使用するかも悩ましいです。リバーロキサバンとアピキサバンの虚血・出血イベントリスクを比較した研究を紹介します。 続きを読む
NEJM 12 12月 2021 移動式脳卒中ユニットの出動で、脳梗塞の予後が改善する 脳梗塞は発症からどれだけ早期に診断・治療ができるかで、予後が変わります。専用のスタッフ、およびCTを搭載した救急車(移動式脳卒中ユニット)が出動することで、早期に治療介入ができるようになります。この試みで予後を改善できるかを検証した研究を紹介します。 続きを読む
内科 10 12月 2021 COVID-19罹患後は、脳血管障害のリスクが上昇する COVID-19に罹患すると、血栓症のリスクが増すことは報告されています。罹患後6か月間で、脳血管障害がどれほど増えるかを評価した研究を紹介します。 続きを読む
Lancet 21 11月 2021 心房細動のスクリーニング、心電図検査を頻回に繰り返すことが有用 心電図を繰り返し記録すれば、心房細動は早期に発見し、塞栓症を予防できるでしょうか?心房細動を積極的に発見するために、心電図検査を頻回に行う「検診」は、果たして有用なのか。その考えを検証したSTROKESTOP試験を紹介します。 続きを読む
Lancet 20 11月 2021 心房細動スクリーニング目的での心電計植え込み、有益性示せず 積極的に心電計を植込み、心房細動を見つけて抗凝固療法を行えば、脳梗塞を予防できるでしょうか?もし心房細動が見つかれば抗凝固療法の適応になる患者を対象に、その考えを検証したLOOP試験を紹介します。 続きを読む
NEJM 16 11月 2021 塩化カリウムが含まれた代替塩の使用、心血管イベントを減らす 塩分制限により、血圧は下がり、心不全の管理も容易になります。しかし、実際に塩分制限を継続するのは難しいものです。通常の塩ではなく、ナトリウム含有量を下げた代替塩を日常的に用いると、心血管イベントにどんな影響が出るかを調べた研究を紹介します。 続きを読む