内科 3 4月 2023 睡眠時無呼吸症候群、無呼吸・低呼吸の半減には10%以上の減量が必要そう 閉塞性睡眠時無呼吸、多くのケースで原因は肥満です。それでは体重を落とすことで、無呼吸・低呼吸はどの程度改善するのでしょうか?減量とAHI改善の量的関係を調査した、MIMOSA試験の事後解析を紹介します。 続きを読む
NEJM 6 3月 2023 循環器疾患の積極的検診、5年では死亡率の有意な低下は証明されず 冠動脈石灰化や大動脈瘤を発見するための胸腹部CT、末梢動脈疾患を検出するための脈波検査を含んだ検診は有益でしょうか?積極的な循環器疾患の検診が死亡率を改善させるかを検証したDANCAVAS試験の結果を紹介します。 続きを読む
Lancet 10 1月 2023 【高血圧】降圧薬の内服タイミング、朝と夕で効果は変わらない 高血圧患者さんの降圧薬の内服タイミング、朝と夕、どちらがよいでしょうか?「夕に内服したほうがよい」という研究結果もありましたが、まだ確定的な知見ではありません。朝と夕、どちらに内服すべきかを検証したTIME試験を紹介します。 続きを読む
NEJM 5 12月 2022 ダパグリフロジン(SGLT2阻害薬)、HFmrEF+HFpEFに有効 HFmrEF+HFpEFにダパグリフロジン(SGLT2阻害薬)は有効でしょうか?同じくSGLT2阻害薬であるエンパグリフロジンはすでに効果があると分かっています。ダパグリフロジンの有効性を検証したDELIVER試験を紹介します。 続きを読む
Lancet 15 9月 2022 エゼチミブの併用、スタチン増量に予防効果は劣らず、有害事象は減る 高用量スタチンと中等量スタチン+エゼチミブ、どちらが動脈硬化性疾患の予防効果に優れ、副作用も少ないでしょうか?スタチンとエゼチミブの合剤も登場しており、併用療法が容易になっています。2つの治療をランダム化して比較検証したRACING試験を紹介します。 続きを読む
NEJM 29 8月 2022 敗血症性ショック、輸液量を制限しても予後は改善できない 敗血症性ショック時、どのような輸液戦略をとった方が良いでしょうか?大量の輸液は腎障害・呼吸不全の原因になり、予後の悪化につながる可能性があります。今回は敗血症性ショックの輸液戦略を検証したCLASSIC試験を紹介します。 続きを読む
内科 20 6月 2022 【脳機能分類】mRSとCPCの比較表 modified Rankin Scale (mRS)、Cerebral Performance Category (CPC)の比較表を作りました。脳梗塞や心停止の研究で、よく使用されています。ぜひ参考になさってください。 続きを読む
NEJM 23 5月 2022 安定狭心症の確率が中等度なら、冠動脈造影よりもまずは冠動脈CT 安定狭心症を中等度に疑う場合、診断のためにどの検査を選択しますか?運動負荷心電図、負荷心筋シンチ、負荷心エコー検査も選択肢です。今回は、冠動脈CTといきなり冠動脈造影を行うこと、どちらが優れるか検証したDISCHARGE試験を紹介します。 続きを読む
内科 9 5月 2022 【意識レベル評価】JCS・GCSとは?意識障害時の対応は? 意識レベルの評価方法、JCSとGCSについて解説します。JCSとGCSの見やすい一覧表も掲載しています。意識障害の原因(AIUEO TIPS)や検査・治療についても解説します。 続きを読む
内科 25 4月 2022 睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP、長期に渡り血圧を下げる 治療抵抗性高血圧にはSASが高頻度で合併しますが、CPAPで長期的に血圧を低下させることができるでしょうか?短期的にはCPAPの降圧効果が証明されています。約5年に渡る治療効果を検証したHIPARCO-2試験を紹介します。 続きを読む