NEJM 7 11月 2022 PCI後2年間、ルーチンでの心筋血流シンチを含む機能検査は不要 PCI後のフォローアップ、ルーチンで心筋血流シンチは必要でしょうか?検査を行えば冠動脈病変の再発を見つけられそうですが、臨床的に重要なイベントを減らせるかは未知数です。PCI後のフォローアップにおいて、ルーチンで虚血機能検査を行う意義を検証したPOST-PCI試験を紹介します。 続きを読む
NEJM 3 10月 2022 虚血性心筋症、PCIを追加しても心不全イベントは減らせない 虚血性心筋症に対して、至適薬物療法(OMT)にPCIを追加することで心不全イベントは減らせるでしょうか?またLVEFは改善するでしょうか?OMTにPCIを追加した効果を見たREVIVED-BCIS2試験を紹介します。 続きを読む
Lancet 15 9月 2022 エゼチミブの併用、スタチン増量に予防効果は劣らず、有害事象は減る 高用量スタチンと中等量スタチン+エゼチミブ、どちらが動脈硬化性疾患の予防効果に優れ、副作用も少ないでしょうか?スタチンとエゼチミブの合剤も登場しており、併用療法が容易になっています。2つの治療をランダム化して比較検証したRACING試験を紹介します。 続きを読む
NEJM 23 5月 2022 安定狭心症の確率が中等度なら、冠動脈造影よりもまずは冠動脈CT 安定狭心症を中等度に疑う場合、診断のためにどの検査を選択しますか?運動負荷心電図、負荷心筋シンチ、負荷心エコー検査も選択肢です。今回は、冠動脈CTといきなり冠動脈造影を行うこと、どちらが優れるか検証したDISCHARGE試験を紹介します。 続きを読む
European heart journal 28 2月 2022 Type2心筋梗塞、リスクファクターはType 1とほぼ一致 心筋酸素需要のミスマッチにより生じるType2心筋梗塞、リスクファクターはType1と同様でしょうか?Type2心筋梗塞の危険因子が分かれば、予防可能になるかもしれません。今回はType2心筋梗塞の危険因子を調査した研究を紹介します。 続きを読む
NEJM 2 2月 2022 ナトリウム摂取量が多く、カリウム摂取量が少ないと心血管リスク上昇 塩分摂取量が増えると、心血管イベントは直線的に増えるでしょうか?塩分摂取量が少ない群でも心血管イベントが増えるという研究結果もあります。24時間の蓄尿検体を用いて塩分摂取量を推定し、心血管イベントとの関係を検証した研究を紹介します。 続きを読む
European heart journal 22 1月 2022 安定冠動脈疾患への血行再建先行、心血管イベントの総数は減らせない 安定冠動脈疾患は、PCIやCABGで血行再建を先行させたほうが良いでしょうか?初回の心血管イベントだけではなく、生涯で起こるイベント総数を減らせるかも重要です。血行再建を先行させると、心血管イベントの総数を減らせるかを検証したISCHEMIA試験を紹介します。 続きを読む
Annals of emergency medicine 15 1月 2022 NSTEMIの除外、トロポニン測定間隔は1時間→30分に短縮可能? NSTEMIを安全に除外できる高感度トロポニンの1時間アルゴリズム、30分に短縮できるでしょうか?もし30分で除外可能なら、胸痛患者の病院滞在時間が減らせそうです。30分アルゴリズムの開発と検証を行った、RACING-MI研究を紹介します。 続きを読む
JACC 12 1月 2022 STEMIでも低リスク群なら、48時間以内に退院しても安全 ST上昇型心筋梗塞(STEMI)の場合、入院してから何日目に退院させていますか?早期に退院させると、致死性不整脈が発生しないかという不安が付きまといます。入院48時間以内の退院は、低リスク群であれば安全かを検証した研究を紹介します。 続きを読む
BMJ 3 1月 2022 中等度リスクの急性冠症候群疑い、早期の冠動脈CT施行は有益? 中等度リスクの急性冠症候群疑い例で、早期に冠動脈CTを行うことは有益でしょうか?冠動脈病変がない患者には有益かもしれませんが、冠動脈病変がある患者では無駄な検査になるかもしれません。この問題を検証したRAPID-CTCA試験を紹介します。 続きを読む