Circulation 4 7月 2022 心不全合併の心房細動、アブレーションのレートコントロールへの優越性は示せず 心不全に合併した心房細動はよく経験されます。心房細動に対する治療方針として、カテーテルアブレーションによるリズムコントロールとレートコントール、どちらが優れているでしょうか?この2つの治療方針を検証したRATF-AF試験を紹介します。 続きを読む
JAMA 30 1月 2022 心房細動へのDOAC、アピキサバンがリバーロキサバンより優れる 心房細動に対する抗凝固療法、皆さんはどの薬剤を使用されますか?最近はDOACを使用する場面が多いかと思いますが、どのDOACを使用するかも悩ましいです。リバーロキサバンとアピキサバンの虚血・出血イベントリスクを比較した研究を紹介します。 続きを読む
BMJ 29 12月 2021 心室細動時、除細動前にアドレナリン投与はNG 蘇生ガイドラインでは、心室細動時、速やかな電気的除細動を行うよう推奨されています。そして2回除細動しても無効だった場合、初めてアドレナリンを使用することになっています。それでは、アドレナリンと除細動のどちらを先行させるのが良いのでしょうか?今回はこの問題を検証した研究を紹介します。 続きを読む
Annals of internal medicine 14 12月 2021 たった1杯の飲酒でも、数時間後には心房細動の発作が増える 長期間アルコールを摂取していると、心房細動が出現しやすくなることは知られています。それでは飲酒した直後から心房細動が出現するリスクは増すのでしょうか?飲酒後に心房細動が出現しやすくなるのか、どの程度の飲酒量で心房細動が出現しやすくなるのかを調べた研究を紹介します。 続きを読む
NEJM 30 11月 2021 TAVR後の心房細動、抗凝固療法はワルファリンかDOACか? 経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)を施行した患者の約3割は、心房細動を合併します。その際の抗凝固療法は、ワルファリンとDOACどちらがよいでしょうか。ワルファリンとエドキサバンの有効性と安全性を比較した試験を紹介します。 続きを読む
Lancet 21 11月 2021 心房細動のスクリーニング、心電図検査を頻回に繰り返すことが有用 心電図を繰り返し記録すれば、心房細動は早期に発見し、塞栓症を予防できるでしょうか?心房細動を積極的に発見するために、心電図検査を頻回に行う「検診」は、果たして有用なのか。その考えを検証したSTROKESTOP試験を紹介します。 続きを読む
Lancet 20 11月 2021 心房細動スクリーニング目的での心電計植え込み、有益性示せず 積極的に心電計を植込み、心房細動を見つけて抗凝固療法を行えば、脳梗塞を予防できるでしょうか?もし心房細動が見つかれば抗凝固療法の適応になる患者を対象に、その考えを検証したLOOP試験を紹介します。 続きを読む