Lancet 31 12月 2021 ファイザー製COVID-19ワクチン3回目ブースター接種の効果 ファイザー製COVID-19ワクチン、3回目のブースター接種は有効でしょうか?このワクチンは時間経過とともに、有効性が低下していきます。3回目のブースター接種を行うことで、その有効性を回復できるかを調査した研究を紹介します。 続きを読む
NEJM 30 12月 2021 急性心筋梗塞でのARNI、ACE阻害薬への優越性を示せず 急性心筋梗塞に対するACE阻害薬の効果は明らかですが、ARNIはさらに有効でしょうか?心不全に関しては、ARNIはACE阻害薬に対して優越性が示されています。心不全リスクの高い急性心筋梗塞を対象にしたPARADISE-MI試験を紹介します。 続きを読む
BMJ 29 12月 2021 心室細動時、除細動前にアドレナリン投与はNG 蘇生ガイドラインでは、心室細動時、速やかな電気的除細動を行うよう推奨されています。そして2回除細動しても無効だった場合、初めてアドレナリンを使用することになっています。それでは、アドレナリンと除細動のどちらを先行させるのが良いのでしょうか?今回はこの問題を検証した研究を紹介します。 続きを読む
Annals of internal medicine 28 12月 2021 迷走神経反射による失神、ミドドリンで再発の予防ができる 迷走神経反射による失神を繰り返す場合、再発予防にミドドリンは有効でしょうか?失神を繰り返すと生活の質が下がり、外傷リスクも上がります。迷走神経反射による失神の再発を予防するために、ミドドリンが有効かを検証したランダム化試験を紹介します。 続きを読む
NEJM 27 12月 2021 COVID-19ワクチン、予防効果はどれくらい減衰するか? ファイザー製COVID-19ワクチンの有効期限はどれくらいでしょうか?時間が経つと、ワクチンの予防効果が減弱するという研究も出始めています。時間経過とともに、ワクチンの予防効果がどの程度減衰するかを調査した研究を紹介します。 続きを読む
NEJM 26 12月 2021 COVID-19初の経口薬モルヌピラビルが入院・死亡を減らす モルヌピラビル(ラゲブリオ®)はCOVID-19に対する初の経口抗ウイルス薬ですが、果たして有効でしょうか?ワクチン未接種かつ重症化リスクのある、軽症~中等症Ⅰで発症早期の患者を対象にしたMOVe-OUT試験を紹介します。 続きを読む
European heart journal 25 12月 2021 エンパグリフロジン(SGLT2阻害薬)、EF65%未満の心不全入院を抑制 心不全において、エンパログリフロジンが有効なEFの範囲はどこでしょうか?EMPEROR-Preserved試験の対象はEF≥40%で、HFpEFだけでなくHFmrEFも含んでいました。本当にHFpEFにも効果があるか、エンパグリフロジンが有効なEFの範囲を探った研究を紹介します。 続きを読む
European heart journal 23 12月 2021 心臓腫瘍が疑われるとき、心臓MRIの診断能はかなり強力 心臓内の腫瘤性病変、鑑別のために心臓MRI検査は有用なのでしょうか?正常構造物の亜型なのか、血栓なのか、良性腫瘍なのか、悪性腫瘍なのか正しく判別できるかが問題です。心臓腫瘍疑いの病変の心臓MRI診断能を評価した研究を紹介します。 続きを読む
NEJM 22 12月 2021 ソトロビマブ(ゼビュディ®)、COVID-19の重症化を予防 ソトロビマブ(ゼビュディ®)は、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質に結合するモノクロナール抗体です。変異しにくい領域を標的にした薬で、変異株に対しても有効性が期待できます。そのソトロビマブが発症早期のCOVID-19の重症化を防ぐことができるかを検証したCOMET-ICE試験を紹介します。 続きを読む